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概要:[オタワ 20日 ロイター] - カナダ統計局が20日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年比8.1%上昇し、5月の7.7%から伸びが加速した。伸び率は1983年1月以来の高水準を記録した。
[オタワ 20日 ロイター] - カナダ統計局が20日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前年比8.1%上昇し、5月の7.7%から伸びが加速した。伸び率は1983年1月以来の高水準を記録した。ただ、アナリスト予想(8.4%)は下回った。
ガソリン価格は54.6%上昇した。5月は48.0%上昇していた。統計局は「物価は主要8品目中7品目で3%超上昇し、値上がりは広範囲に及んでいる」と説明した。
カナダ銀行(中央銀行)が景気判断で重要視するCPIコモンは4.6%上昇。5月は4.5%上昇に上方改定された。
中銀は先週、今後数カ月のインフレ率は8%程度になるとの見通しを示した。また、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.5%とした。利上げ幅はエコノミスト予想(75bp)以上だった。
インフレ率は中銀目標の2%の約4倍に達しており、エコノミストは追加利上げを見込んでいる。
市場では、9月7日に50ベーシスポイントの利上げがあり、10月と12月にさらに2回の利上げがあり、政策金利は過去最低だった年初の0.25%から3.5%に上昇するとの見方が織り込まれている。
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