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概要:フランス経済・財務省は21日、来年の成長率は1.4%と、今年の2.5%%から急速に減速するとの見通しを発表した。地政学リスクの高まりで、財政収支の改善時期が後ずれするとの見通しも示した。
7月21日、フランス経済・財務省は、来年の成長率は1.4%と、今年の2.5%%から急速に減速するとの見通しを発表した。写真はナントの建設現場で6月撮影(2022年 ロイター/Stephane Mahe)
[パリ 21日 ロイター] - フランス経済・財務省は21日、来年の成長率は1.4%と、今年の2.5%%から急速に減速するとの見通しを発表した。地政学リスクの高まりで、財政収支の改善時期が後ずれするとの見通しも示した。
ルメール経済・財務相は記者団に、「エネルギーにおいても貿易においても、地政学面の不透明性は高い」と述べ、ロシア産ガスの供給減リスクや中国における新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)、米国経済の減速に言及した。
年金制度や失業保険など広範な改革の効果が表れ、成長率は2027年に1.8%まで回復するとした。
来年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比は、成長鈍化により今年と変わらず5%の見通し。その後徐々に低下し、27年までに欧州連合(EU)の目標上限である3%以内に収まるとみている。
2022 2023 2024 2025 2026 2027
GDP growth 2.5 1.4 1.6 1.7 1.7 1.8
EU-hamonised inflation 5.1 3.3 1.9 1.8 1.8 1.8
public sector budget balance -5.0 -5.0 -4.6 -4.0 -3.4 -2.9
public debt 111.9 111.7 112.8 113.3 113.2 112.5
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