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概要:[シカゴ 21日 ロイター] - アメリカン航空グループが21日発表した第2・四半期決算は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以来、初めて政府の支援なしで黒字となった。旅行へ行きたいとい
[シカゴ 21日 ロイター] - アメリカン航空グループが21日発表した第2・四半期決算は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以来、初めて政府の支援なしで黒字となった。旅行へ行きたいという需要が蓄積していたところにコロナ規制が緩和され、航空各社は3年ぶりの忙しい夏を迎えている。
しかし急回復に供給が追い付かず、アメリカン航空は第3・四半期は逼迫した業務体制を軌道に戻すため、当初の計画よりも運航本数を減らすとし、燃料以外のコストの増加を警告した。
21日の米株市場で、アメリカン航空は7.4%安で引けた。
第2・四半期の調整後利益は1株当たり0.76ドルで、アナリスト予想と一致した。売上高は134億2000万ドルで、市場予想を上回った。
燃料以外のコストについて、第2・四半期はパンデミック前の2019年同期比で12%増加。第3・四半期については19年比で最大14%増になると予想した。
第3・四半期の輸送能力は、パンデミック前の水準を8─10%下回る見込み。その前は6─8%減の予想だった。
人員と機体の不足により、輸送能力を増強し、急増する需要を完全に取り込むことは難しくなる中、航空各社は欠航や遅延を回避するため、減便やコストのかかる人員調整を余儀なくされている。
アメリカン航空は第3・四半期の燃料費が第2・四半期比で7%減少すると予想した。
第3・四半期は19年同期比で10─12%の増収となり、黒字を維持すると見込んだ。
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