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概要:ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービンが、ドイツ国内で足止めされていることが複数の関係者の話で分かった。ロシアが輸送許可を出していないためという。
7月21日、ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービンが、ドイツ国内で足止めされていることが複数の関係者の話で分かった。ロシアが輸送許可を出していないためという。ドイツ・ルブミンで3月8日撮影(2022年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 21日 ロイター] - ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービンが、ドイツ国内で足止めされていることが複数の関係者の話で分かった。ロシアが輸送許可を出していないためという。
関係者によると、タービンはカナダで修繕作業を終えた後、17日に航空機でドイツに輸送された。
だが、ロシアはタービンの送り先や経由すべき税関の情報など輸入に必要な書類を今のところ提供していない。
ロシアに返却される時期は現時点で不明で、数日もしくは数週間かかる可能性があるという。
ロシアは6月、独シーメンス・エナジーがカナダで修繕中のタービンの返却が遅れていることを理由にノルドストリーム1のガス供給量を60%削減していた。
同パイプラインは21日、10日間の定期メンテナンスを終えてガス供給を再開したが、供給量は輸送能力を下回る水準にとどまっている。
ドイツはタービン返却の遅れが供給量減少の理由とするロシアの主張を拒否し、ロシア政府がガス流量を政治的な武器に利用していると非難している。
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