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概要:[イスタンブール/国連/ワシントン/キーウ 21日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領府は21日、同国とウクライナ、ロシア、国連のグテレス国連事務総長が22日にウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書に署名すると発表した。
トルコのエルドアン大統領府は21日、同国とウクライナ、ロシア、国連のグテレス国連事務総長が22日にウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書に署名すると発表した。写真は2013年、ウクライナ・ミコライウで撮影(2022年 ロイター/Vincent Mundy//File Photo)
[イスタンブール/国連/ワシントン/キーウ 21日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領府は21日、同国とウクライナ、ロシア、国連のグテレス国連事務総長が22日にウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書に署名すると発表した。
トルコ政府によると、穀物輸出再開に向けた国連主導の計画は先週イスタンブールで行われた4者会談で大筋合意し、当該国による文書化が進められている。署名は22日1330GMT(日本時間22日午後10時半)からイスタンブールのドルマバフチェ宮殿で行われる予定という。
ウクライナ外務省は、穀物輸出封鎖の解除に向けた国連主導の新たな協議が22日にトルコで開催されると発表。報道官はロイターに対し「黒海の輸出ルートにおける安全を確保するため、当該者を拘束する文書に署名が行われる可能性がある」と述べた。
また、ウクライナのビソツキー農業食料第1次官は、南部オデーサの港のインフラ大部分は維持されており、適切な安全保障を確保できれば、数週間中にも輸出再開が可能という認識を示した。
米国務省のプライス報道官は、ウクライナの黒海からの穀物輸出再開に向けた進展を歓迎。同時に「このような状況に陥るべきではなかったはずだ」とし、「食料を武器にするというロシアの意図的な決定だった」と非難した。
その上で「合意を実行に移すことが重要で、米国はパートナー国と連携し、実施に向けた責任をロシアに負わせる」と述べた。
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