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概要:[ウェリントン 3日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が3日発表した第2・四半期の失業率は3.3%となり、歴史的低水準だった前四半期の3.2%を小幅に上回った。賃金の伸びは14年ぶり高水
[ウェリントン 3日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が3日発表した第2・四半期の失業率は3.3%となり、歴史的低水準だった前四半期の3.2%を小幅に上回った。賃金の伸びは14年ぶり高水準となり、NZ準備銀行(中央銀行)が想定以上に利上げを加速させるとの観測が高まった。
ロイターがまとめた第2・四半期失業率予想は3.1%だった。
民間部門の賃金上昇率を示す労働コスト指数(LCI)は、前年比3.4%上昇。伸び率は予想の3.3%を上回り、2008年以降で最大となった。
オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)はリポートで、労働市場が今後1年間引き続きインフレ押上げ要因になると指摘。「賃金(上昇)スパイラルのリスクは衰えていない。中銀は年末までに政策金利を4%に引き上げる」との見方を示した。
中銀は今月開いた金融政策委員会で、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き上げて2.50%にすることを決めた。利上げは6会合連続だった。
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