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概要:[東京 4日 ロイター] - トヨタ自動車が4日に発表した2022年4─6月期の連結業績(国際会計基準)は、資材高が響き前年比4割の営業減益だった。円安の追い風はあるものの、部品メーカーのコスト増を負
[東京 4日 ロイター] - トヨタ自動車が4日に発表した2022年4─6月期の連結業績(国際会計基準)は、資材高が響き前年比4割の営業減益だった。円安の追い風はあるものの、部品メーカーのコスト増を負担することなどから通期の営業利益見通しは従来予想2兆4000億円のまま据え置き、市場予想も下回った。
一方、通期の営業収益は1兆5000億円増額し、前年比9.9%増の34兆5000億円に、純利益見通しは1000億円増額し、前年比17.2%減の2兆3600億円に引き上げた。
<供給制約で生産に影響>
4─6月期の営業利益は、前年同期比42%減の5786億円だった。半導体などの供給制約で生産が計画通り進まなかったほか、資材高の影響を受けた。特に新型コロナウイルス対策として中国・上海が実施したロックダウン(都市封鎖)の影響は大きく、部品調達が滞ってたびたび工場の操業停止を強いられた。
通期の営業利益予想2兆4000億円は前年比19.9%の減少で、IBESによるアナリスト25人の予想平均値3兆2770億円を下回った。期初時点の予想から円安が6700億円分プラスに作用するものの、資材高が利益を2500億円圧迫するとみている。部品メーカーに対する値下げ要請を見送ることも負担となる。
通期の生産計画は、従来の970万台を維持した。年度の後半にかけて増加を見込む。主力市場の米国では利上げによる景気後退が懸念されているが、トヨタによると、4─6月期は消費・雇用とも堅調。北米の販売は従来計画を据え置いた。
前提となる為替レートは1ドル=115円から130円に、1ユーロ130円から140円にそれぞれ円安方向へ見直した。
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