個別銘柄戦略:レーザーテックやロードスターなどに注目

先週末5日の米株式市場でNYダウは76.65ドル高の32803.47、ナスダック総合指数は63.03pt安の12657.55、シカゴ日経225先物は大阪日中比35円安の28135円。

為替は1ドル＝135.00-10円。

先週末の海外市場で米長期金利が上昇したことを受け、利ザヤ拡大期待から第一生命HD (TYO:8750)など金融関連株に資金が向かいやすく、また、外為市場で1ドル＝135円00銭台と先週末5日15時頃に比べ1円70銭ほど円安・ドル高に振れたことから、トヨタ (TYO:7203)など輸出株関連も買われやすいだろう。

国内要因では、岸田首相が内閣改造・党役員人事をすると表明したことを受け、原発関連の日製鋼 (TYO:5631)や防衛関連の三菱重 (TYO:7011)など政策に絡んだ銘柄が注目される可能性がある。

個別の材料では4-6月期決算発表銘柄への関心が高く、好決算を発表したレーザーテック (TYO:6920)、ロードスター (TYO:3482)、タムラ製 (TYO:6768)、昭和産 (TYO:2004)、シダックス (TYO:4837)、名村造 (TYO:7014)、旭ダイヤ (TYO:6140)や、業績予想を上方修正したバンナムHD (TYO:7832)、フジクラ (TYO:5803)、ゴールドウイン (TYO:8111)、ラウンドワン (TYO:4680)、大阪ソーダ (TYO:4046)、山一電 (TYO:6941)などが物色されるだろう。

一方、低調な決算を発表した東京海上HD (TYO:8766)、MS&AD (TYO:8725)、日本紙 (TYO:3863)、島津製 (TYO:7701)、ミネベアミツミ (TYO:6479)、コムシスHD (TYO:1721)は売られやすい展開となりそうだ。