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概要:16日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。 世界経済の先行き不透明感からリスク回避のムードが広がり、円など安全通貨への買いが入りやすい。 ただ、日米金利差が意識され、ドル・円は下げづ
16日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
世界経済の先行き不透明感からリスク回避のムードが広がり、円など安全通貨への買いが入りやすい。
ただ、日米金利差が意識され、ドル・円は下げづらい展開となりそうだ。
前日発表された米NY連銀製造業景気指数は予想の+5.5を大幅に下回る-31.3となり、リセッション懸念が再燃。
一方、ドイツ長期金利の低下でユーロ・ドルは1.0150ドル台まで弱含み、ドル・円は132円50銭台から133円30銭台に戻した。
本日アジア市場で原油相場の大幅安で資源国通貨がクロス円の下げを主導し、ドル・円は一時132円台に値を下げた。
ただ、リスク回避の円買いが縮小し海外高値を上抜ける場面もあった。
この後の海外市場は世界的な減速懸念が続き、リスクオフによりドルや円など安全通貨が選好される地合いとなりそうだ。
原油相場の軟調地合いで資源国通貨売りが弱含み、クロス円を下押し。
また、今晩発表の米住宅着工件数など住宅関連統計は低調な内容が予想され、米リセッションへの警戒感を背景に米金利先安観でドル売りが見込まれる。
ただ、日米中銀の金融政策の違いで金利差が意識され、ドル・円は引き続き下げづらいだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・8月ZEW景気期待指数(予想:-52.7、7月:-53.8)
・18:00 ユーロ圏・6月貿易収支(5月:-263億ユーロ)
・21:30 米・7月住宅着工件数(予想:153.0万戸、6月:155.9万戸)
・21:30 米・7月住宅建設許可件数(予想:165.0万戸、6月:169.6万戸)
・21:30 カナダ・7月消費者物価指数(前年比予想:+7.6%、6月:+8.1%)
・22:15 米・7月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、6月:-0.2%)
・22:15 米・7月設備稼働率(予想:80.2%、6月:80.0%)
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