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概要:18日の日本株市場は、売り一巡後は次第に底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。 17日の米国市場はNYダウが171ドル安だった。 英国のインフレ率が40年ぶり高水準となったほか連邦公開市場委員会
18日の日本株市場は、売り一巡後は次第に底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。
17日の米国市場はNYダウが171ドル安だった。
英国のインフレ率が40年ぶり高水準となったほか連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え、金利が上昇したことを警戒した売りが先行した。
その後も7月小売売上高が予想を下回ったことから、成長減速への懸念も根強く軟調に推移。
FOMC議事要旨の公表後は下げ渋る動きを見せたものの、アナログ・デバイセズの最高経営責任者(CEO)が経済の弱さが需要に影響し始めていると警告したため、業績に悲観的な見方がハイテク株全体に広がった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の29000円。
円相場は1ドル135円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。
日経平均は前日の上昇で節目の29000円を回復し、29222.77円と高値引けで1月高値29332.16円に接近していたこともあり、いったんは利益確定の動きは入りやすいだろう。
米国においてもS&P500は足元のリバウンドで1月高値から6月安値までの半値戻しを達成し52週線に接近していたこともあり、利食いは入りやすい水準だったため、想定内の一服といった見方に向わせよう。
そのため、売り一巡後の底堅さを見極める流れになりやすく、前週に空けたマド(2
8546.98円-28868.91円)埋めを意識しつつも、マド埋めを拒否する底堅さを見せてくるようだと、ショートカバーを誘う流れが強まりそうだ。
また、足元では短期的な過熱感が警戒されていたなか、需給状況は改善傾向にあるため、調整局面においては押し目待ち狙いの買いの動きは入りやすいだろう。
物色としては米ハイテク株の下落影響からやや内需系に向かいやすいと見られるが、そもそもハイテク業界の減速懸念は根強いほか、そのうえでリスクを取る動きをみせていたため、VIX指数の低下傾向を見る限り、嫌気売りが強まるといった流れにはならないだろう。
また、強いリバウンドを見せているマザーズ指数についても、いったん一服といった格好になりそうだが、中小型株は相対的に出遅れている状況であるため、押し目狙いのスタンスに向わせそうだ。
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