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米製油業界、第3四半期もほぼフル稼働操業の見通し
概要：［ヒューストン １８日 ロイター］ - 米製油業界は第３・四半期もフル稼働に近い状態での操業を目指していることが、業界幹部の話や各種見通しで明らかになっている。景気後退（リセッション）を巡る懸念も今の
［ヒューストン １８日 ロイター］ - 米製油業界は第３・四半期もフル稼働に近い状態での操業を目指していることが、業界幹部の話や各種見通しで明らかになっている。景気後退（リセッション）を巡る懸念も今のところ重大視されていないようだ。
こうした活発な操業が続けば、米国のガソリン価格は春に付けた高値を下回る水準にとどまり、製油業界の業績は堅調な内容になると見込まれる。多くの企業は第２・四半期の平均稼働率の９４％近辺を目標にしている。
アナリストの１人は「製油業界は第３・四半期も懸命の操業を続ける」と述べ、過去の控えめな予測を前提に第３・四半期の稼働率が６月より高くならなくても不思議ではないと付け加えた。
製油最大手マラソン・ペトロリアムは、第２・四半期に１３カ所の製油施設の平均稼働率が１００％に達したが、第３・四半期も９７％が目標だ。
第２位のバレロ・エナジーも第３・四半期稼働率を第２・四半期の９４％よりやや低い９０─９３％と想定している。バレロ幹部のゲーリー・シモンズ氏は投資家との電話会議で「需要が損なわれた兆しは見当たらない」と語り、稼働率を高水準に据え置く理由を説明した。
シェブロンは製油所の稼働率の目標は公表しないと述べた。エクソンモービルの広報担当者は、米国のメキシコ湾岸にある同社の製油施設は第２・四半期に最大限稼働したと話した上で、将来の生産計画に関するガイダンスは提示しない姿勢を示した。
もっとも製油業界の第３・四半期の稼働率目標には、今後ピークを迎えるハリケーンの影響は織り込まれていない。米国の製油能力の４７％強を占める施設はメキシコ湾岸沿いにあり、この地域はハリケーンで一番打撃を受けやすい。
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