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概要:一連の不祥事から立て直しを図るスイスの金融大手クレディ・スイスは、ドイツ銀行のディクジット・ジョシ氏を最高財務責任者(CFO)に迎え、フランチェスカ・マクドナー氏を最高執行責任者(COO)に昇格させる人事を発表した。
8月22日 一連の不祥事から立て直しを図るスイスの金融大手クレディ・スイスは、ドイツ銀行のディクジット・ジョシ氏を最高財務責任者(CFO)に迎え、フランチェスカ・マクドナー氏を最高執行責任者(COO)に昇格させる人事を発表した。写真はクレディ・スイスのロゴ。2月21日、スイス・チューリヒで撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[チューリヒ 22日 ロイター] - 一連の不祥事から立て直しを図るスイスの金融大手クレディ・スイスは、ドイツ銀行のディクジット・ジョシ氏を最高財務責任者(CFO)に迎え、フランチェスカ・マクドナー氏を最高執行責任者(COO)に昇格させる人事を発表した。
ドイツ銀行でグループ財務部門責任者だったジョシ氏は10月1日付で入社する。同氏は1995年から2003年までクレディ・スイスに在籍した。
EMEA地域の最高経営責任者(CEO)就任が発表されているマクドナー氏はCOOとして業務やコストの改革を含むグループの運営と戦略的発展でウルリッヒ・ケルナー最高経営責任者(CEO)をサポートする。
このほか、マイケル・J・ロンゲッティ氏を資産運用部門の暫定責任者に任命した。ジョシ氏、マクドナー氏、ロンゲッティ氏はケルナー氏の直属となる。ジョシ氏とマクドナー氏は執行役員にも就任する予定。
先月トップに就任したケルナー氏は、投資銀行業務の縮小とコスト削減を進めるとみられる。投資銀行部門は第2・四半期に11億2000万スイスフラン(11億7000万ドル)の税引き前損失を計上し、今四半期も赤字が予想されている。
ツーヒャーKBのアナリストは「今回の人事は、クレディ・スイスの安定化に向けた正しい方向への一歩であり、今後は新しい戦略に焦点が当てられると考える」と述べた。
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