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概要:[コロンボ 30日 ロイター] - スリランカのウィクラマシンハ大統領は30日、金融支援を巡る国際通貨基金(IMF)との協議は順調に進んでいるとの見解を示した。 IMFの代表団が現在スリランカを訪問
[コロンボ 30日 ロイター] - スリランカのウィクラマシンハ大統領は30日、金融支援を巡る国際通貨基金(IMF)との協議は順調に進んでいるとの見解を示した。
IMFの代表団が現在スリランカを訪問しており、同氏はIMFとの協議は「成功と呼べる水準」に達したと述べた。
財務相を兼務するウィクラマシンハ氏は議会で予算案を提示し「債権者と協議を開始したい」と語った。
スリランカ政府は20億─30億ドル相当の支援について、IMFと実務担当者による暫定合意をまとめたい考え。
ウィクラマシンハ氏は、歳入拡大と財政健全化を目指す暫定予算案を提出。インフレ抑制と中央銀行の独立性強化を目指すと表明した。
インフレ率は現在の66%超から1桁半ばの水準に引き下げる方針。
来年度予算には新税を盛り込むが、付加価値税は来月、現行の12%から15%に引き上げる。
債務の対国内総生産(GDP)比率は中期的に100%未満にすることを目指す。現在は120%前後。
経済成長率の目標は5%。中銀は今年の経済成長率をマイナス8%と予測している。
財政管理の強化、過剰債務企業の再編、汚職の取り締まりに向けた新法も導入する。
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