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概要:終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が20年ぶりの高値を更新したほか、ドル/円が1ドル=140円を突破し24年ぶりの高値を付けた。米経済の底堅さを示す経済指標を受け、連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて積極的に利上げを行う余地があるとの見方が広がった。
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が20年ぶりの高値を更新したほか、ドル/円が1ドル=140円を突破し24年ぶりの高値を付けた。米経済の底堅さを示す経済指標を受け、連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて積極的に利上げを行う余地があるとの見方が広がった。
ニューヨーク外為市場ではドル指数が20年ぶりの高値を更新したほか、ドル/円が1ドル=140円を突破し24年ぶりの高値を付けた。6月16日撮影(2022年 ロイター/Florence Lo/Illustration/File Photo/File Photo)
米労働省が1日に発表した週間新規失業保険申請件数(季節調整済み、8月27日までの週)は前週比5000件減の23万2000件と6月下旬以来2カ月ぶりの低水準に改善した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は24万8000件だった。
また、米供給管理協会(ISM)が1日に発表した8月の製造業景気指数は52.8と、7月から横ばいだった。雇用と新規受注が回復する中で堅調に推移した。物価上昇圧力が一段と緩和し、インフレがピークを越えた可能性が高いとの見方が強まった。
OANDAのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「ドルが記録的な高値水準を更新したことは驚くことではない。世界経済の低迷から安全資産として資金が流入したほか、底堅い米経済がFRBの積極姿勢維持への道を開いた」と指摘。ドル高によってユーロが押し下げられる可能性があるとした。
ドル指数は0.671%高の109.59。序盤には109.99と2002年6月以来の高値を付けた。
市場は2日に発表される8月の米雇用統計に注目している。堅調な内容となれば、安全資産であるドルの需要が高まる可能性がある。
ユーロ/ドルは0.99%安の0.9953ドルと再び等価(パリティ)割れ。ポンド/ドルは一時1.1501ドルと2年半ぶりの安値を更新。終盤は約0.69%安だった。
S&Pグローバルが1日発表した8月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.6と、2カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。需要が低迷し、過去最高ペースで完成品在庫が積み上がっている。
ドル/円は一時140.23円まで上昇し、1998年以来の高値を付けた。終盤は0.81%高の140.095円。
JPモルガンのストラテジストは「日米金利差がなお主要なドライバーであり、きょうの値動きも米金利上昇に追随したものに過ぎない」と指摘。「今後の展開は米金利がどう動くかによるだろう」と述べた。
リスクに敏感な豪ドルやニュージーランド(NZ)ドルも売られ、7月以来の安値を付けた。
豪ドル/米ドルは0.89%安の0.67825米ドル、NZドル/米ドルは0.83%安の0.6069米ドルだった。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.17%安となり、2万ドルをやや下回った。
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