简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:(決算速報) カナモト<9678>(東証プライム)は9月2日の取引時間終了後に22年10月期第3四半期累計連結業績を発表した。建設機械レンタル需要の本格回復が遅れ、先行投資も影響して減益だった。そして
(決算速報)
カナモト<9678>(東証プライム)は9月2日の取引時間終了後に22年10月期第3四半期累計連結業績を発表した。建設機械レンタル需要の本格回復が遅れ、先行投資も影響して減益だった。そして通期予想を下方修正して減益予想とした。ただし、災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、23年10月期は収益拡大を期待したい。株価は戻り歩調の形だ。目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になる可能性があるが、指標面の割安感も見直し材料であり、下値限定的だろう。
■22年10月期3Q累計減益で通期予想を下方修正
22年10月期第3四半期累計連結業績(収益認識会計基準適用のため売上高の前年同期比増減率は非記載、利益への影響軽微)は売上高が1388億28百万円、営業利益が15.2%減の91億62百万円、経常利益が15.6%減の96億79百万円、そして親会社株主帰属四半期純利益が13.2%減の59億27百万円だった。
収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が27億92百万円減少、売上原価が27億91百万円減少、営業利益、経常利益および税金等調整前四半期純利益がそれぞれ0百万円減少している。収益認識会計基準適用前の前年同期の売上高は1414億55百万円だった。公共投資が堅調に推移したが、建設需要の地域間格差が一部で顕在化し、建設機械レンタル需要の本格回復が遅れた。さらに将来を見据えた人材投資など積極的な先行投資で販管費が増加したため減益だった。
建設関連事業は売上高が1258億79百万円で営業利益が17.7%減の79億29百万円だった。中古建機販売はレンタル用資産の運用期間延長を進めているため16.0%減収だった。その他事業は、鉄鋼関連、情報関連、福祉関連とも堅調に推移して、売上高が129億49百万円で営業利益が4.4%増の8億65百万円だった。
四半期別に見ると、第1四半期は売上高467億30百万円で営業利益33億11百万円、第2四半期は売上高469億85百万円で営業利益37億87百万円、第3四半期は売上高451億13百万円で営業利益20億64百万円だった。なお季節要因として、売上高は第4四半期(8~10月)から第1四半期(11月~1月)にかけてピークとなり、第2四半期(2~4月)および第3四半期(5~7月)は減少する傾向がある。
通期連結業績予想は9月2日付で下方修正して売上高が1869億円、営業利益が21年10月期比7.7%減の135億円、経常利益が9.0%減の140億円、親会社株主帰属当期純利益が3.4%減の86億円とした。配当予想は据え置いて5円増配の75円(第2四半期末35円、期末40円)としている。
前回予想に対して売上高は42億円、営業利益は21億円、経常利益は18億円、親会社株主帰属当期純利益は11億円、それぞれ下回る見込みとなった。建設機械レンタル需要の本格回復が遅れ、先行投資も影響する見込みだ。ただし、災害復旧・防減災・老朽化インフラ更新など国土強靭化関連工事で需要が堅調であり、23年10月期は収益拡大を期待したい。
■株価は戻り歩調
株価は戻り歩調の形だ。目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になる可能性があるが、指標面の割安感も見直し材料であり、下値限定的だろう。9月2日の終値は2099円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS231円07銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の75円で算出)は約3.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS3357円10銭で算出)は約0.6倍、そして時価総額は約813億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。