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概要:(第2段落の「利上げは4会合連続」を「25bpを超える利上げは4会合連続」に修正しました) [オタワ 7日 ロイター] - カナダ銀行(BOC、中央銀行)は7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を
(第2段落の「利上げは4会合連続」を「25bpを超える利上げは4会合連続」に修正しました)
[オタワ 7日 ロイター] - カナダ銀行(BOC、中央銀行)は7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.25%とした。利上げは市場予想通り。政策金利は2008年4月以来14年ぶりの高水準となった。
25bpを超える利上げは4会合連続(訂正)。今回の利上げにより、政策金利は約20年ぶりに中立域を超え、過去最低の0.25%から半年間で300bpの引き締めが行われたことになる。
さらに「インフレ見通しを考慮すると、政策金利をさらに引き上げる必要があると判断している」との見通しも示した。また、引き締め効果が経済全体に及ぶに従い、インフレ率を目標値に戻すためにどの程度の利上げが必要となるか検証するとした。
カナダ統計局が16日に発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.6%上昇と、上昇率は6月の8.1%からやや鈍化した。
ただ中銀は、鈍化はガソリン価格の影響によるもので、コア指標は上昇を続けていると指摘。「調査では、短期的な(インフレ)期待が依然として高いことが示されている。この状態が長く続けば続くほど、高インフレが定着するリスクが高まる」とした。
カナダの2022年第2・四半期の国内総生産(GDP)は年率換算で前期比3.3%増となり、カナダ銀行(中央銀行)の予想(4.0%増)やアナリスト予想(4.4%増)を大幅に下回った。
ただ中銀は、引き続き需要過剰と労働市場の逼迫が顕著だとの見方を示した上で、「世界的に需要が弱まり、カナダの金融引き締めにより需要と供給が一段と一致し始めるため、今年後半には経済成長が緩やかになると引き続き予想している」とした。
CIBCキャピタルマーケッツのチーフエコノミスト、アベリー・シェンフェルド氏は「中銀は今回の大幅な利上げをもってしても、インフレ抑制のために必要な金利水準にはまだ及ばないことを示唆した。声明は、最近のコアCPIの高い数値と第2・四半期の成長率が予想を下回ったことを指摘しながらも、内需の強さを強調した。市場は追加利上げを織り込み済みだが、われわれの予想よりは少しタカ派的だった」と分析した。
マネックス・カナダのマーケットアナリスト、ジェイ・ザオ・マレー氏は「声明は、政策金利をさらに引き上げる必要があるとの文言を維持したが、前倒し利上げについての言及は削除された。これは、10月に25─50bp、12月に25bpの利上げがあり、最終的に政策金利は3.75%─4%に到達するとの市場の見方を暗黙のうちに承認したものと考えている」との見方を示した。
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