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概要:15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。 米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速への思惑から、ドル買い地合いに変わりはない。 ただ、今晩発表の米経済指標は低調な内容が予想され
15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。
米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速への思惑から、ドル買い地合いに変わりはない。
ただ、今晩発表の米経済指標は低調な内容が予想され、減速懸念でドル買いは縮小しよう。
前日発表された米生産者物価指数(PPI)は前月と予想を下回り、インフレ高進への過度な懸念の後退で長期金利は低下した。
ただ、FRBによる引き締め加速への思惑からドル売りは後退し、ユーロ・ドルは1.00ドルを割り込み、ドル・円は143円台を回復。
本日アジア市場もその流れを受け継ぐ展開。
日経平均株価の上げ幅拡大で円売りに振れ、主要通貨は対円で上昇基調に振れた。
ドル・円は上値の重さが目立つが、143円台を維持している。
この後の海外市場は米経済指標が手がかりとなろう。
来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅拡大の思惑からドル買いは継続しそうだ。
ただ、本日の新規失業保険申請件数は前週から弱まり、フィラデルフィア連銀製造業景気指数も前月を下回る見通し。
また、小売売上高は前月比-0.1%と前月の0.0%から失速するとみられ、消費の減退により目先の減速が警戒されやすい。
政府・日銀の円安けん制姿勢も引き続きドルの重石になるだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・7月貿易収支(6月:-246億ユーロ)
・21:30 米・8月小売売上高(前月比予想:-0.1%、7月:0.0%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.7万件、前回:22.2万件)
・21:30 米・9月NY連銀製造業景気指数(予想:-12.8、8月:-31.3)
・21:30 米・9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:2.5、8月:6.2)
・21:30 米・8月輸入物価指数(前月比予想:-1.3%、7月:-1.4%)
・22:15 米・8月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、7月:+0.6%)
・22:15 米・8月設備稼働率(予想:80.2%、7月:80.3%)
・23:00 米・7月企業在庫(前月比予想:+0.6%、6月:+1.4%)
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