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概要:[フランクフルト 19日 ロイター] - ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は19日、ユーロ圏の銀行セクターはリセッション(景気後退)の可能性があ
[フランクフルト 19日 ロイター] - ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は19日、ユーロ圏の銀行セクターはリセッション(景気後退)の可能性があるにもかかわらず堅調に推移しているが、ECBは困難な冬季が訪れ得ることを考慮し、銀行に対し資本に関する予測の見直しを求めていると述べた。
ブリュッセルで開催された会議で「われわれは、特にエネルギーに依存し、エネルギーショックに脆弱なセクターへのエクスポージャーに専念することを銀行に強く求めている」と指摘。「そのため、厳しい逆境シナリオの下で自己資本予測を見直すよう銀行に求めており、銀行と対話していく」と語った。
また、商業用不動産、住宅用不動産、消費者向け融資に携わる企業は、借入コストの上昇に特にさらされており、注意が必要と言及。「さらに、最近問題視されているエネルギーに関連するデリバティブ(金融派生商品)の清算に対するエクスポージャーの問題もある」とした。
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