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概要:米国株式市場は大幅安で取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)による積極的なインフレ対策が米経済の足かせになるとの懸念に加え、世界の通貨・債券市場の下落が重しとなった。
[29日 ロイター] - 米国株式市場は大幅安で取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)による積極的なインフレ対策が米経済の足かせになるとの懸念に加え、世界の通貨・債券市場の下落が重しとなった。
米国株式市場は大幅安で取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)による積極的なインフレ対策が米経済の足かせになるとの懸念に加え、世界の通貨・債券市場の下落が重しとなった。(2022年 ロイター//Mike Segar)
大型テクノロジー株のアップルとエヌビディアが4%を超える下げとなり、ナスダック総合は6月半ばに付けた年初来安値に迫った。
S&P総合500種は、2020年11月以来の安値に下落。今月8%超値下がりしており、9月としては08年以来最悪のパフォーマンスを記録する見通しだ。
FRB当局者らが積極的な利上げを継続する姿勢を崩さず、債券市場で売りが再開した。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は29日、利上げにより高インフレを抑制するというFRBの動きを変更するような米金融市場の機能不全は見られないと述べた。
この日発表された新規失業保険週間申請件数は5カ月ぶりの低水準を記録。FRBの金融引き締めという向かい風の中でも、労働市場が力強さを保っていることが示された。
ラデンバーグ・サルマン・アセット・マネジメントの責任者、フィル・ブランカート氏は「今日の雇用データはFRBの引き締めがまだ長く続くことを改めて示し、良いニュースが悪いニュースとなった」と指摘した。
電気自動車(EV)大手・テスラは6.8%安。S&P500採用企業で最も取引された銘柄で、出来高は208億ドル相当だった。
米取引所の合算出来高は116億株。直近20営業日の平均は114億株。
S&P主要11セクターは全てが下落。公益事業が4%超安と下げを主導した。一般消費財も3.4%安と下げがきつかった。
S&P500構成銘柄では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を11.6対1の比率で上回った。
メタ・プラットフォームズは3.7%下落。採用を凍結し、従業員にさらなる再編について警告したと、ブルームバーグが報じた。
中古車販売のカーマックスは約25%の大幅安。第2・四半期決算が予想を下回った。インフレ、金利上昇、自動車価格上昇を背景に消費者が支出を削減していることが背景。
ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターは、ともに5%超下落した。
ハリケーン「イアン」の影響で運航の遅れや欠航が生じ、アメリカン航空、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス、デルタ航空はいずれも2%超値下がり。
クルーズ船運航会社のノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスは5.3%安、カーニバルは6.8%安となった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 29225.61 -458.13 -1.54 29513.73 29513.73 28997.34
前営業日終値 29683.74
ナスダック総合 10737.51 -314.13 -2.84 10894.44 10899.47 10623.23
前営業日終値 11051.64
S&P総合500種 3640.47 -78.57 -2.11 3687.01 3687.01 3610.40
前営業日終値 3719.04
ダウ輸送株20種 12257.91 -199.22 -1.60
ダウ公共株15種 906.00 -38.84 -4.11
フィラデルフィア半導体 2347.36 -79.90 -3.29
VIX指数 31.84 +1.66 +5.50
S&P一般消費財 1143.25 -39.96 -3.38
S&P素材 429.27 -6.68 -1.53
S&P工業 709.87 -13.23 -1.83
S&P主要消費財 708.45 -11.82 -1.64
S&P金融 509.98 -6.38 -1.24
S&P不動産 223.72 -6.62 -2.87
S&Pエネルギー 557.60 -0.74 -0.13
S&Pヘルスケア 1431.45 -13.28 -0.92
S&P通信サービス 164.75 -4.16 -2.46
S&P情報技術 2121.09 -59.81 -2.74
S&P公益事業 339.19 -14.40 -4.07
NYSE出来高 10.78億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 26190 - 150 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 26175 - 165 大阪比
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