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概要:[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が12日発表した8月の国内総生産(GDP)は前月比0.3%減少した。製造業が低迷したほか、北海での石油・ガス生産がメンテナンスの影響で減少した
[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が12日発表した8月の国内総生産(GDP)は前月比0.3%減少した。製造業が低迷したほか、北海での石油・ガス生産がメンテナンスの影響で減少したことも影響した。
ロイターがまとめたエコノミスト調査では前月比横ばいの予想だった。
6─8月は0.3%減少、7月は0.2%増から0.1%増に下方修正された。新型コロナウイルスのパンデミック直前を1.1%上回ると推計されていた英経済はパンデミック直前と同水準となった。
ONSのチーフエコノミスト、グラント・フィッツナー氏は「8月は生産とサービスが共に落ち込み経済が縮小した。7月は小幅下方修正され、6─8月はマイナス成長となった」と述べた。
製造業で「著しい減少」が見られたほか、北海油田・ガス田のメンテナンスが通常より高水準で生産が鈍化したと分析した。
「他の多くの消費者向けサービスは、小売業、美容院、ホテルなどが比較的振るわなかった」と指摘した。
深刻なインフレが家計を直撃し、イングランド銀行(英中央銀行)は大幅な利上げを実施。
トラス政権は成長を加速させるとして、大規模な減税を打ち出したが、国債増発計画を嫌気しポンドや英国債が急落している。
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