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概要:(決算速報) トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は10月12日の取引時間終了後に23年2月期第2四半期累計連結業績を発表した。リユース意識の高まりや外出需要の回復などで既存店売上が好
(決算速報)
トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は10月12日の取引時間終了後に23年2月期第2四半期累計連結業績を発表した。リユース意識の高まりや外出需要の回復などで既存店売上が好調に推移し、新規出店も寄与して前回予想を上回る大幅増収増益だった。そして通期連結業績予想および配当予想を上方修正(いずれも2回目)した。通期予想はさらに3回目の上振れの可能性がありそうだ。中期経営計画の目標値も上方修正した。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお自己株式取得も発表している。株価は9月の上場来高値圏から利益確定売りで一旦反落したが、好業績や自己株式取得を評価して上値を試す展開を期待したい。
■23年2月期2Q累計大幅増益、通期予想を2回目の上方修正
23年2月期第2四半期累計連結業績は売上高が前年同期比19.5%増の128億25百万円、営業利益が6.5倍の10億02百万円、経常利益が5.7倍の10億32百万円、親会社株主帰属四半期純利益が14.8倍の6億65百万円だった。
リユース意識の高まりや外出需要の回復などで既存店売上が想定以上に好調に推移し、新規出店も寄与して前回予想(22年7月13日付で上方修正)を上回る大幅増収増益だった。仕入高(買取)は多様なチャネルを生かし、連結ベースで19.9%増加、単体ベースで18.0%増加と大幅に伸長した。連結ベースの売上総利益率は62.7%で1.0ポイント上昇した。カインドオルやピックアップジャパンなどリユース事業を行うグループ会社の損益改善も寄与した。新規出店は年間20~25店舗の計画に対して8月末時点で7店舗、さらに10月末時点で14店舗の出店を完了した。
単体ベースの既存店売上高は109.2%、販売件数は107.5%、1件あたり販売単価は101.6%だった。売上総利益率は66.6%で1.1ポイント上昇した。値下げや廃棄の抑制も寄与した。
なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が67億33百万円で営業利益が7億66百万円、第2四半期は売上高が60億91百万円で営業利益が2億36百万円だった。新入学・入社に伴う引越シーズンにあたる第1四半期(3月~5月)の利益率が高く、第2四半期(6月~8月)の構成比が小さい季節特性があるが、第2四半期の営業利益は連結決算移行(17年2月期)後初の黒字を達成した。
第2四半期累計が修正計画を大幅に上回ったことを受けて、通期の連結業績予想を10月12日付で上方修正(22年7月13日付に続いて2回目)した。修正後の通期連結業績予想は売上高が22年2月期比13.7%増の265億14百万円、営業利益が95.2%増の19億43百万円、経常利益が87.6%増の19億77百万円、親会社株主帰属当期純利益が73.4%増の12億20百万円とした。
前回予想に対して売上高を4億76百万円、営業利益を5億43百万円、経常利益を5億47百万円、親会社株主帰属当期純利益を3億34百万円それぞれ増額した。下期の単体ベースの既存店売上高の想定は101%(期初時点では前期並みの想定)とした。新規出店に関しては期初時点の計画(20店舗~25店舗)に概ね変更は無いとしている。コスト面では、昨今の物価上昇に対応して従業員給与のベースアップを進めるとともに、電気代の上昇などにより販管費の増加を見込むが、大幅増収効果や売上総利益率改善効果で吸収する見込みだ。なお新規出店については、年間20~25店舗の計画に対して12月末時点で20店舗(海外1店舗、FC1店舗含む)の出店完了見込みとしている。
配当予想(8月10日付で第2四半期末2円上方修正)は10月12日付で期末5円上方修正(8月10日付に続いて2回目)し、22年2月期比10円増配の27円(第2四半期末12円、期末15円)とした。また自己株式取得(上限12万株・2億円、取得期間22年10月13日~22年10月20日)も発表している。取得方法は東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT―3)による。
修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.4%、営業利益が51.6%、経常利益が52.2%、親会社株主帰属当期純利益が54.5%となる。下期は新規出店費用などを考慮しているが、月次売上状況を見ると22年9月も全店120.7%、既存店109.9%と好調に推移している。売上総利益率の改善も寄与して通期予想は3回目の上振れの可能性がありそうだ。中期経営計画の目標値(23年2月期~25年2月期)も上方修正した。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は上値試す
株価は9月の上場来高値圏から利益確定売りで一旦反落したが、好業績や自己株式取得を評価して上値を試す展開を期待したい。10月12日の終値は1665円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS109円56銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の27円で算出)は約1.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS424円66銭で算出)は約3.9倍、時価総額は約194億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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