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概要:イエレン米財務長官は12日、ロシア産石油輸出価格の上限を1バレル当たり60ドル台に設定すれば、同国のエネルギー収入を減らすには十分との見解を示した。この水準でロシアは利益ある石油生産が可能だと付け加えた。
10月12日、イエレン米財務長官(写真)は、ロシア産石油輸出価格の上限を1バレル当たり60ドル台に設定すれば、同国のエネルギー収入を減らすには十分との見解を示した。
[ワシントン 12日 ロイター] - イエレン米財務長官は12日、ロシア産石油輸出価格の上限を1バレル当たり60ドル台に設定すれば、同国のエネルギー収入を減らすには十分との見解を示した。この水準でロシアは利益ある石油生産が可能だと付け加えた。
イエレン氏は国際通貨基金(IMF)と世界銀行の会合で、ロシアは石油生産を維持したい考えで、過去5─7年にわたりバレル当たり60ドル台では販売していたと説明。その上で、「この範囲内の価格設定は、ロシアが利益を上げながら石油生産と販売が可能だと感じるには十分だろう」と述べた。
価格上限措置は12月5日に導入される予定だが、米と西側同盟国は具体的な設定値については今も協議中だという。
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