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概要:[ロサンゼルス 20日 ロイター] - 米国の全港湾で取り扱うコンテナの輸入量が足元で大きく落ち込んでいる。デスカーテス・データマインのデータによると、今年5月に過去最多を記録した後、6─7月は小幅マ
[ロサンゼルス 20日 ロイター] - 米国の全港湾で取り扱うコンテナの輸入量が足元で大きく落ち込んでいる。デスカーテス・データマインのデータによると、今年5月に過去最多を記録した後、6─7月は小幅マイナスで、8月と9月に急減した。コロナ禍の在宅生活などで家具や衣料品、家電などの買い物需要が急増する前の2019年の水準に戻った。
ただ複数のアナリストは、今後数カ月で輸入量が安定化し、物価高の主役の1人でもあるサプライチェーン混乱が収まる良い兆しとなるのか、「輸入バブル」が一挙にはじけ景気後退(リセッション)が到来することを暗示するのかの見極めが問題だとの見方を示した。
コロナ禍が本格化していた時期には小売売業者は需要増大が止まらないことへの対応で競うように各種商品を海外から買い付け、コンテナ輸入量はコロナ禍前の19年比で最大40%も増加。港湾には貨物が滞留し、配送の遅れが深刻化した。
米国ではサービス消費が1973年以降の全ての景気後退局面でも拡大していたが、コロナ禍発生に伴い2020年初め頃の景気後退では減少。その分、消費者のモノ購入余力が大きくなった面もある。
ただ、輸送部門エコノミストのウォルター・ケムシーズ氏は、消費者はその後再び、支出の7割をサービス、3割をモノに充てる19年以前の平均パターンに回帰しつつあると指摘。8月と9月にコンテナ輸入量が減ったのは、米ウォルマートやアマゾン・ドット・コムなどの小売業者が何十億ドルもの規模で発注を取り消したからだとした。
この背景には、消費者がスウェットパンツやソファー、リモート学習用ノートパソコン、大画面テレビなどの「爆買い」をやめて、コンサートチケットや旅行、レストラン外食などサービスに支出先を切り替えているという事情もあるという。
海運業コンサルタントのジョン・モンロー氏は週次リポートで「倉庫は満杯だ。少なくとも輸入業者が在庫を一掃するまで、海外受注は軟調に推移するだろう」とした。
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