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概要:来週の外為市場は、日米金利差拡大を意識したドル買い/円売り地合いが継続すると予想される。32年ぶりに150円台に乗せた達成感や政府・日銀による円買い介入警戒感から、上昇ペースは緩やかとなりやすい。27日の欧州中央銀行(ECB)理事会や28日の日銀金融政策決定会合に注目が集まる。
10月21日 来週の外為市場は、日米金利差拡大を意識したドル買い/円売り地合いが継続すると予想される。2016年1月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee)
[東京 21日 ロイター] - 来週の外為市場は、日米金利差拡大を意識したドル買い/円売り地合いが継続すると予想される。32年ぶりに150円台に乗せた達成感や政府・日銀による円買い介入警戒感から、上昇ペースは緩やかとなりやすい。27日の欧州中央銀行(ECB)理事会や28日の日銀金融政策決定会合に注目が集まる。
予想レンジはドル/円が149.00━152.00円、ユーロ/ドルが0.9700―0.9900ドル。
ドルは32年ぶりの高値である150円台に上昇したことから、一定の達成感もみられ、ドル買いの勢いはペースが落ちてきている。ただ、足元の米2年債利回りは4%半ばと15年ぶり、米10年債利回りは4%前半と14年ぶりの高水準で推移しており、「米金利の上昇基調が続けば、高値もみ合いとなりやすい」(邦銀)という。
米国の第3・四半期実質GDP(速報値)やコア個人消費支出(PCE)価格指数などの発表が予定されており、底堅い内容が示されれば、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを進めるとの見方から、ドル高圧力がかかりやすい。
SBI証券の外国為替室部長、上田眞理人氏は「米経済の変調の兆しが見られない限り、ドル売るという選択肢はない」とし、目先は150.70円、151.10円付近を目指す一方で、149.50円付近が下値サポートとして意識されやすいとみる。
日銀金融政策決定会合では現状の政策が維持される公算が大きい。りそなホールディングスのエコノミスト、村上太志氏は「円高に振れる材料はない。足元では政策修正への期待もでていないことから、影響は限定的」とした上で、「米FRBの政策が転換するまでは、じりじりと円売り圧力がかかりやすい」との見方を示す。
同日公表される10月の日銀展望リポートでは、今年度の物価見通しが上方修正される可能性が高い。また、23年度、24年度の生鮮食品・エネルギーを除く物価見通しが切り上がるか、注目が集まっている。
ユーロは、米金利上昇や欧州景気後退懸念から上値の重さが意識されやすい。ECB理事会では、中銀預金金利とリファイナンス金利を前月に続き再び75ベーシスポイント(bp)引き上げると予想されている。ラガルドECB総裁の会見に注目が集まる。
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