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概要:神田真人財務官は24日朝、記者団に対し、前週末の為替介入観測にコメントを避ける一方、「24時間365日、いつでもどこでも(介入できる)体制を構築している」と語った。円安は動きが過度な場合はデメリットのほうが大きいとも指摘した。
10月24日、神田真人財務官は、記者団に対し、前週末の為替介入観測にコメントを避ける一方、「24時間365日、いつでもどこでも(介入できる)体制を構築している」と語った。写真は1月31日、東京の財務省で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
[東京 24日 ロイター] - 神田真人財務官は24日朝、記者団に対し、前週末の為替介入観測にコメントを避ける一方、「24時間365日、いつでもどこでも(介入できる)体制を構築している」と語った。円安は動きが過度な場合はデメリットのほうが大きいとも指摘した。
神田財務官は「介入についてはやってもやっていなくてもコメントしないのが当面の方針で、この週末に限らず数週間前からこの対応を取っている」と述べた。
複数の関係者によると、政府・日銀は21日深夜、海外市場で円買い/ドル売り介入を実施した。政府側は有無を公式に認めていない。財務省は毎月末に1か月分の介入規模を公表している。
神田財務官は前週末の介入観測について「やっているかどうかは別にして、世の中に不意打ち(の介入)との話があるが、以前から24時間365日、いつでもどこでも(介入できる)体制を構築してきており、別に新しい話ではない」と語った。
市場の一部では、1ドル=150円台が定着するのを遅らせるために介入が実施されたとの見方があるが、神田氏は、水準よりも円安進行のペースを懸念。「大きな変動があると、それは国民経済、企業、家計が非常に困ってしまう。無秩序な変動には引き続き適切な対応を取るのは今も今後も変わらない」と強調した。
神田財務官は、今以上に円安が進むと賃上げが追い付かない懸念があるのではと問われ、「円安にはメリットもあるが過度な変動はデメリットの方がはるかに大きい」と述べた。
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