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概要:[東京 25日 ロイター] - 日銀が25日に発表した9月の物価の基調を示す指標によると、品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」は前年同月比プラス2.0%となり、データを遡るこ
[東京 25日 ロイター] - 日銀が25日に発表した9月の物価の基調を示す指標によると、品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」は前年同月比プラス2.0%となり、データを遡ることができる2001年以降で初めて2%台に乗せた。原材料価格の転嫁が広がる中、変動率が大きい部分を除いた物価指数でも上昇基調が強いことが示された。
品目別分布で最も頻度の多い上昇率である「最頻値」は前年同月比プラス0.9%で、こちらも最高を更新した。
ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布の真ん中に当たる「加重中央値」はプラス0.5%で、前月と伸び率は同じだった。
一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。日銀は物価の基調を正確に把握するため、生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)だけでなくさまざまなコア指標を総合的に見ている。9月のコアCPIは前年同月比プラス3.0%で2014年9月以来の伸び率となり、日銀が目標とする2%を6カ月連続で上回った。
(和田崇彦)
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