鉱工業生産9月は前月比－1.6％、4カ月ぶり減 自動車部品など減産

［東京 ３１日 ロイター］ - 経済産業省が３１日公表した９月の鉱工業生産指数（速報）は前月比１．６％低下の９８．６となり、４カ月ぶりのマイナスとなった。自動車部品などが落ち込んだほか、化学工業と生産用機械の減少も大きい。

东京（路透社）——日本经济产业省31日公布的工业生产指数（初步报告）环比下降1.6%至98.6，为四个月来首次出现负值。除汽车零部件下跌外，化工和生产机械也出现较大跌幅。

経済産業省が３１日発表した９月鉱工業生産指数速報は前月比１．６％低下となった。

经济产业省31日公布的9月工业生产指数环比下降1.6%。

ロイター集計民間予測中央値は前月比１．０％減だった。

路透社编制的私营部门预测中值较上月下降 1.0%。

企業の生産計画から集計する生産予測指数は１０月が前月比０．４％低下、１１月が同０．８％上昇。基調判断は前回の「緩やかな持ち直しの動き」を据え置いた。

根据企业生产计划计算的生产预测指数10月份环比下降0.4%，11月份上升0.8%。至于基调判断，之前的“逐步恢复运动”不变。

９月実績は、自動車工業が前月比１２．４％と大幅な減産となった。普通乗用車は増えたが、二輪車や部品、トラックなどがマイナスだった。部材供給不足緩和で６－７月に増産した反動と、経産省は説明している。

9月份，汽车行业产量环比下降12.4%。普通乘用车销量增长，但摩托车、零部件和卡车销量下降。经济产业省解释说，这是由于材料供应短缺的缓解，6月和7月产量增加的反应。

生産用機械はプラスチック加工機械などが減産となった。

生产机械方面，塑料加工机械产量下降。

＜円安は増産よりもコスト増に＞

円安の影響について「大幅な増産とはなっておらず、むしろ原材料・調達コストが上昇している」（経産省幹部）という。

对于日元贬值的影响，日本经济产业省的一位高级官员表示，“生产没有显着增加，但原材料和采购成本上升了。”

企業の生産計画は上振れる傾向があり、これを考慮した１０月の生産計画は前月比３．７％低下の見通し。米ＦＯＭＣによる利上げの影響による世界的な設備投資への影響などが注目されるとしている。

公司的生产计划往往会跑赢大盘，考虑到这一点，预计10月份的生产计划将比上月下降3.7%。关注美国fomc加息对全球资本投资的影响。

生産計画は１９カ月連続で下方修正されており生産マインドは弱気としている。

生产计划连续19个月下调，生产气氛偏空。