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概要:[サンパウロ 3日 ロイター] - ブラジル国営石油会社ペトロブラスが3日発表した第3・四半期決算は、予想を上回る48%増益となった。純利益は461億レアル(約90億1000万ドル)。1株当たりでは3
[サンパウロ 3日 ロイター] - ブラジル国営石油会社ペトロブラスが3日発表した第3・四半期決算は、予想を上回る48%増益となった。純利益は461億レアル(約90億1000万ドル)。1株当たりでは3.56レアルと、リフィニティブ予想の3.52レアルを上回った。
ロシアのウクライナ侵攻を受けた燃料・天然ガス価格の高騰が大幅増益の要因。ペトロブラスによると、7─9月のブレント原油の平均価格は100.85ドルで、前年同期の73.47ドルから上昇した。
ペトロブラスは近年、ボルソナロ大統領の経済顧問が送り込んだ経営陣の下で事業の合理化を進め、ブラジル南西部沿岸のプレソルトと呼ばれる油層など、より収益性の高い資産に経営資源を集中させてきた。しかし大統領選決選投票でルラ氏が勝利、ペトロブラス経営陣も来年初頭に交代が予想されるため、同社の将来は不透明な状況となっている。
売上高は40%増の1700億8000万レアル。調整後の支払利息・税金・償却控除前利益(EBITDA)は50.5%増の914億2000万レアルで、予想の880億レアルを上回った。
総額約436億8000万レアル(85億ドル)の配当を支払うと発表した。
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