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概要:[東京 4日 ロイター] - 丸紅は4日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)見通しを従来の4000億円から前期比20.2%増の5100億円に上方修正した。原油高が寄与するほか、農業資材分野で
[東京 4日 ロイター] - 丸紅は4日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)見通しを従来の4000億円から前期比20.2%増の5100億円に上方修正した。原油高が寄与するほか、農業資材分野で利益を上乗せした。米事業売却で得た一時的な利益計上も影響した。
IBESがまとめたアナリスト10人の平均予想4824億円を上回った。
エネルギー事業は原油やガス市況高で210億円、農業資材を扱う米ヘレナをはじめとするアグリ事業で260億円ほど利益を上方修正した。米ガビロン穀物事業の売却益550億円も利益を押し上げる。
古谷孝之・最高財務責任者(CFO)は、一部資源価格が下落しているが、非資源事業の伸びを踏まえ「経済環境が相当厳しくなっても相応の耐性は出せる」と述べた。
非資源分野で注力する米事業に関しては、足元で、需要動向に変化は見られないという。古谷CFOは、ヘレナは引き続き堅調に利益を伸ばし、米高級牛肉加工大手のクリークストーンファームズでの需要も堅調としている。自動車販売金融事業でも、貸し倒れの動向などに「大きな変調は出ていない」と話した。
ガビロン売却により回収した資金などについては、まずは債務の返済に充て、米国などを中心に資本配分し、さらに事業を強化する。
同社は同時に3500万株・300億円を上限とする自己株式の取得・消却と増配を発表した。1株当たり配当額は中間・期末ともに7.5円上乗せし通期で75円とする。
22年4―6月期の連結純利益は、前年同期比52.9%増の3146億円だった。資源・エネルギー高や農業資材需要や資材価格上昇を背景にヘレナが好調で利益を押し上げた。
<ロシア向け事業>
9月末のロシア向けエクスポージャーは50億円程度だった。このうち、同社がサハリン石油ガス開発(SODECO)を通じて出資する極東ロシアの石油・天然ガスプロジェクト「サハリン1」は30億円程度で6月末から変わっていない。
古谷CFOによると、米航空機リースについては一部減損し、同事業のロシア向けエクスポージャーは9月末でゼロとなった。
(浦中美穂)
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