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概要:[フランクフルト 7日 ロイター] - ビルロワドガロー仏中銀総裁は、欧州中央銀行(ECB)は基調インフレ率が明らかにピークに達するまで利上げを止めるべきではないが、金利が成長を抑制し始める水準に達し
[フランクフルト 7日 ロイター] - ビルロワドガロー仏中銀総裁は、欧州中央銀行(ECB)は基調インフレ率が明らかにピークに達するまで利上げを止めるべきではないが、金利が成長を抑制し始める水準に達したら、利上げペースを緩める可能性があるとの認識を示した。アイリッシュ・タイムズ紙に語った。
ECBはわずか3カ月の間に政策金利を計200ベーシスポイント(bp)引き上げ、史上最速ペースで利上げした。現在の政策金利は1.5%で、市場は来年に3%前後でピークに達すると予想している。
同紙によると、ビルロワドガロー氏は「基調インフレ率が明確にピークに達していない限り(利上げを)止めるべきではない」とした。
世界の多くの地域と同様、エネルギーコストの高騰を受けてユーロ圏インフレ率は今年急上昇。変動の大きい食品と燃料価格を除いた基調インフレ率ですら10月は5%と、ECB目標の2%の倍以上だった。
先月に過去最高の10.7%となった総合インフレ率について、2023年の「第1学期」にピークに達する可能性があるとした上で、ECBの目標に戻るには2─3年かかる可能性があると警告した。
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