简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが、同業FTXトレーディングの米国以外の事業部門「FTX.com」買収する方針を一夜で撤回した。この買収は流動性危機に陥ったFTXにバイナンスが救いの手を差し伸べる格好だった。買い手を失ったFTXのサム・バンクマンフリード最高経営責任者(CEO)は別の支援者を探している(関係者)という。
11月10日 世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが、同業FTXトレーディングの米国以外の事業部門「FTX.com」買収する方針を一夜で撤回した。写真はバイナンスとFTXのロゴ。8日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[10日 ロイター] - 世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが、同業FTXトレーディングの米国以外の事業部門「FTX.com」買収する方針を一夜で撤回した。この買収は流動性危機に陥ったFTXにバイナンスが救いの手を差し伸べる格好だった。買い手を失ったFTXのサム・バンクマンフリード最高経営責任者(CEO)は別の支援者を探している(関係者)という。
バイナンスは8日、FTXの「流動性逼迫」を埋めるため同部門を買収する方向で拘束力のない合意を結んだと発表。しかし翌9日、「デューデリジェンス(資産査定)の結果に加え、顧客資金の不適切な扱いや米当局による調査を巡る最新の報道を踏まえ、FTX.comの買収を進めないことを決定した」と表明した。
バンクマンフリード氏に近い複数の関係者によると、バイナンスと競っていたFTXは、金利上昇を受けて暗号資産市場が急落する中、同氏が同業他社の救済に動いたのを機に凋落の道を歩み始めた。
バンクマンフリード氏の取引会社、アラメダ・リサーチが関与した取引の一部が一連の損失につながったと、業務運営に詳しい関係者は話す。
アラメダ・リサーチが取引で損失を被ったのは今年5月と6月。その中には、経営破綻した暗号資産融資業者ボイジャー・デジタルへの5億ドルのローン契約も含まれていた。
バンクマンフリード氏は、約150億ドルの資産を保有するアラメダを支援するため、FTXから少なくとも40億ドルの資金を移管した。この資金は、株式取引プラットフォーム、ロビンフッド・マーケッツ株式やFTXのトークン(FTT)などの資産を担保にしたものだったが、顧客資金も含まれていたという。
バンクマンフリード氏は、アラメダ支援措置を他の幹部には話しておらず、このことが露見するのを恐れていたという。
暗号資産関連ニュースサービスのコインデスクは11月2日、漏洩したバランスシートの情報として、アラメダの146億ドルの資産の大部分がFTTの形で保有されていると伝えた。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。