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概要:日銀の黒田東彦総裁は14日、名古屋市での金融経済懇談会後の記者会見で、賃金の具体的な上昇率を金融政策の目標とすることに消極的な姿勢を示した。日銀は賃金上昇を伴う形での物価目標達成を掲げているが、総裁は「(賃金上昇率の)表面的な数字だけでなく、背後のメカニズムを含めて物価目標の持続的・安定的な達成につながっていくのか評価していくことになる」と述べた。
11月14日、日銀の黒田東彦総裁(写真)は、名古屋市での金融経済懇談会後の記者会見で、賃金の具体的な上昇率を金融政策の目標とすることに消極的な姿勢を示した。
[名古屋市 14日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は14日、名古屋市での金融経済懇談会後の記者会見で、賃金の具体的な上昇率を金融政策の目標とすることに消極的な姿勢を示した。日銀は賃金上昇を伴う形での物価目標達成を掲げているが、総裁は「(賃金上昇率の)表面的な数字だけでなく、背後のメカニズムを含めて物価目標の持続的・安定的な達成につながっていくのか評価していくことになる」と述べた。
黒田総裁は懇談会でのあいさつで、賃金上昇には期待感を示した。賃金上昇の背後のメカニズムとして、特に労働需給の引き締まり度合いに注目していくと語った。
(和田崇彦 編集:田中志保)
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