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概要:[東京 16日 ロイター] - トヨタ自動車は16日、約7年ぶりに全面改良したハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型車を発表した。日本ではHVを今冬に、プラグインハイブリッド車(PHV)を2023年
[東京 16日 ロイター] - トヨタ自動車は16日、約7年ぶりに全面改良したハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型車を発表した。日本ではHVを今冬に、プラグインハイブリッド車(PHV)を2023年春ごろに発売する予定。北米や欧州など世界市場にも投入するが、販売時期は現時点で非公表とした。
プリウスは世界初のHV量産車として1997年に発売され、今回は5代目。かつては「エコカー」の代名詞だったが、他車種でのHV展開が増加し、各国環境規制などで電気自動車(EV)も台頭する中、その存在感は低下しつつある。全世界の累計販売台数(PHVも含む)は約505万台に上る旗艦車種だが、2021年の世界販売は8万6000台で、ピーク時(10年の50万9000台)の約6分の1にとどまっている。
これまでは燃費や環境性能を売りにしてきたが、今回はデザイン性を高めてイメージを刷新した。HVモデルは最新のハイブリッドシステムを搭載した2.0リッターと1.8リッターの2種類。燃費は従来型と同等を維持し、最高出力を高めた。HV、PHVともに国内では売り切り販売のほか、定額課金制でも提供する。価格など詳細は今冬に公表する。
クルマ開発センターデザイン領域統括部長のサイモン・ハンフリーズ氏は同日の発表会で、脱炭素社会を進めるためには「電気自動車(EV)は重要な解決策の1つだが、それがすべてに勝る選択肢ではない」と指摘。「プリウスは皆の手が届くエコカーで、全ての人が運転できる車であることが最大の強み。絶対に失ってはならないブランド」と強調した。その上で「カーボンニュートラル実現には世界中の皆の手が届くエコカーが必要だ」と語った。
同氏によると、豊田章男社長は当初、5代目プリウスを「コモディティ(実用的な車)、タクシーにすべきではないか。メーカーの枠を超えて普及させるためOEM(相手先ブランド)車として他メーカーからも販売してはどうか」などと提案したが、開発陣はデザインと走りを追求した「愛車」としての刷新を選んだと説明した。
脱炭素社会への移行が世界各国で求められる中、HVを含む内燃機関車への風当たりは強い。欧州や米カリフォルニア州ではHVを含む内燃機関車の新車販売を将来的に禁止する方針のほか、一部の環境団体はEVだけでなくHVの販売を続けるトヨタなどを批判している。
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