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概要:22日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋りか。 米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の政策方針に関し思惑が交錯する見通し。 当局者のタカ派的見解でドル買いは継続する半面、引き締めに慎重な発言が聞かれ
22日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋りか。
米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の政策方針に関し思惑が交錯する見通し。
当局者のタカ派的見解でドル買いは継続する半面、引き締めに慎重な発言が聞かれれば一段のドル買いを抑制しそうだ。
前日の取引で欧州中銀(ECB)による利上げ幅縮小の思惑からユーロ売りが優勢となり、ドルを押し上げた。
また、前週末にかけての米金融当局者のタカ派的な見解が改めて材料視され、ドルはしっかりの値動きに。
ユーロ・ドルは1.0220ドル台に失速、ドル・円は142円20銭台に強含んだ。
ただ、本日アジア市場で日本株高を背景とした円売りに振れた半面、米10年債利回りの低下でドル・円は141円半ばに弱含む場面もあった。
この後の海外市場は米FRB当局者の間で金融引き締め姿勢が強弱分かれるなか、今後の政策方針がテーマになる。
今晩はクリーブランド、カンザスシティ、セントルイスの各連銀総裁が討論会などで発言する予定。
米国のインフレ高止まりで大幅利上げの必要性が強調されている。
半面、物価の関連指標ではピークアウトの可能性も示され、これまで引き締めに積極的だった当局者から利上げ幅縮小が言及されればドル買いは弱まるとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・9月経常収支(8月:-263億ユーロ)
・19:00 経済協力開発機構(OECD)世界経済見通し
・22:30 カナダ・9月小売売上高(前月比予想:-0.5%、8月:+0.7%)
・24:00 11月リッチモンド連銀製造業指数(予想:-8、10月:-10)
・24:00 ユーロ圏・11月消費者信頼感指数速報値(予想:-26.0、10月:-27.6)
・01:00 メスター米クリーブランド連銀総裁討論会あいさつ(賃金とインフレ)
・03:00 米財務省・7年債入札
・04:15 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁オンライン討論会参加(チリ中銀主催)
・04:45 ブラード米セントルイス連銀総裁討論会参加(チリ中銀主催)
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