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概要:ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は23日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、2009年1月以来の高水準となる4.25%とした。75bpの利上げ幅はNZ中銀としては過去最大。
[ウェリントン 23日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は23日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、2009年1月以来の高水準となる4.25%とした。75bpの利上げ幅はNZ中銀としては過去最大。
ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は23日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を75ベーシスポイント(bp)引き上げ、約14年ぶり高水準の4.25%とした。写真はNZ中銀の建物。ウェリントンで2017年7月撮影(2022年 ロイター/David Gray)
根強いインフレの抑制に取り組む中、今後数カ月の金融引き締めについて一段とタカ派的な道筋を示した。
OCRは来年9月に5.5%でピークに達する見通しとして従来予想から引き上げ、24年までこの水準での据え置きを見込んだ。
中銀は声明で「インフレを中期的に目標レンジ内に回帰させるため、OCRは以前に示したより早期により高い水準に達する必要がある」とした。
ロイター調査ではエコノミスト23人のうち15人が75bpの利上げを予想していた。ただ、金利のピークや来年に利下げが必要になる可能性を巡っては見方が分かれていた。
中銀が示した5.5%というピークの見通しは、市場関係者の最もタカ派的な予想を大きく上回る水準で、2年物スワップ金利は29bp上昇の5.285%となった。NZドルは0.6%上昇した。
キャピタル・エコノミクスはリポートで「声明は非常にタカ派的で、インフレ率が高すぎるほか、雇用は最大能力を上回り、短期的なインフレ期待も高まったと指摘した」と述べた。
利上げは今回で9会合連続で、OCRは昨年10月の引き締め開始以降400bp上昇したことになる。
ただ、インフレ率が30年ぶり高水準付近に高止まりし、中銀が「最も後悔の少ない」政策を進める中、一部のエコノミストは来年上期にOCRが5.25%に達すると予想している。
中銀は非貿易財インフレ率が過去最高水準にあることを懸念している。また、賃金上昇圧力が強まる兆しが見られる一方、インフレ期待に低下の兆候は見られない。
ウエストパックのマイケル・ゴードン氏は「中銀は、比較的早期の利上げ開始によって回避を期待していたインフレスパイラルの現実的なリスクに直面している」と述べた。
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