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概要:[ロンドン 22日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)が22日に発表した報告書で、量的緩和(QE)プログラムでの損失補填に向け、英財務省が英中銀に対し2023─24年に300億ポンド(360億ドル)以上を支払わなければならない可能性があることが分かった。
イングランド銀行(英中銀)が22日に発表した報告書で、量的緩和(QE)プログラムでの損失補填に向け、英財務省が英中銀に対し2023─24年に300億ポンド(360億ドル)以上を支払わなければならない可能性があることが分かった。8月4日撮影(2022年 ロイター/Maja Smiejkowska//File Photo)
[ロンドン 22日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)が22日に発表した報告書で、量的緩和(QE)プログラムでの損失補填に向け、英財務省が英中銀に対し2023─24年に300億ポンド(360億ドル)以上を支払わなければならない可能性があることが分かった。
QE開始時に合意された条件により、英財務省はQEから利益を得るものの、英中銀に生じた損失の補填が義務付けられており、先月にはQEの損失補填として8億2800万ポンドが英中銀に支払われた。
この支払い額は急速に膨らむ見通しで、英予算責任局(OBR)は先週、英財務省は28年3月末までに1330億ポンドを英中銀に支払う必要があるとの予測を発表している。
英中銀が22日に発表した資産買い入れに関する四半期報告書で示された予測によると、23─24年に英財務省から英中銀に支払われる金額はネットで300億ポンド以上とOBRの予測とほぼ一致。OBRの予測は会計年度ベースで、かつ異なる仮定が用いられている。
英中銀の報告書では、33年までのQEプログラムの累積損失は金利動向次第で500億ポンド未満から約2000億ポンドまで及ぶ可能性があるとみられている。
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