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概要:[ベルリン/アムステルダム 28日 ロイター] - 年末商戦の幕開けとされる「ブラックフライデー」が始まり、ドイツでは先週末に消費者がスマートフォンやクリスマスの装飾品、セーター、宝飾品、ギフト券など
[ベルリン/アムステルダム 28日 ロイター] - 年末商戦の幕開けとされる「ブラックフライデー」が始まり、ドイツでは先週末に消費者がスマートフォンやクリスマスの装飾品、セーター、宝飾品、ギフト券などを買い求めて堅調な出足となった。オランダでは消費の回復が見られた。
ただ、ドイツ小売業連盟(HDE)の小売業400社を対象した調査によると、半数強が先週の売り上げに満足していないと回答し、満足していると答えたのは約30%にとどまった。年内の売り上げを楽観視しているとの回答者はわずか20%だった。
欧州の小売業者は、2桁台のインフレ率とエネルギー料金高騰によってクリスマス商戦全般が少なくとも過去10年で最悪となる可能性を懸念している。
しかし、ブラックフライデーの売れ行きを踏まえていくらか懸念が緩和された。ステファン・ゲントHDEゼネラルマネージャーは声明で「先週末に明らかに持ち直した」と指摘した。
インターナショナル・カード・サービシズ(ICS)のデータによると、ブラックフライデーの週にオランダの取引件数が前年同週比12%、消費支出が30%それぞれ増えた。ただ、15%に上るオランダの物価上昇に起因する部分もある。
電子機器や家具などの高額の買い物は振るわなかった。ICSによると、デパートでの靴や衣料、食品・飲料の支出が最も多かった。
HDEは11月と12月のドイツの小売売上高が1200億ユーロ(1250億ドル)を超え、前年同期比で実質4%減ると予想している。
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