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概要:総務省が29日発表した10月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月から横ばいだった。一方、厚労省が発表した有効求人倍率は1.35倍と、前月に比べて0.01ポイント上昇した。
[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日発表した10月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月から横ばいだった。一方、厚労省が発表した有効求人倍率は1.35倍と、前月に比べて0.01ポイント上昇した。
11月29日、総務省が発表した10月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月から横ばいだった。東京都内で15日撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
ロイターがまとめた完全失業率の事前予測は2.5%だった。
男性の失業率は2.8%と前月と同率。女性は2.3%で、前月から0.1ポイント低下した。
就業者数(季節調整値)は6736万人で前月に比べ7万人減少。
完全失業者数(同)は178万人で、前月から5万人減少した。内訳は「自発的な離職(自己都合)」が8万人減少。「非自発的な離職」が2万人減少、「新たに求職」が2万人増加だった。
<有効求人倍率は引き続き改善>
有効求人倍率は10カ月連続で上昇し、2020年3月以来の水準に持ち直している。
有効求人倍率は求職者1人当たりに企業からの求人が何件あるかを示す。有効求人数(季節調整値)は前月に比べて0.1%減、有効求職者数(同)は0.8%減となった。
10月の新規求人数(原数値)は前年同月比7.9%増加。産業別では「宿泊業、飲食サービス業」が同29.3%増と大きく伸びた。新型コロナウイルスの水際対策緩和や全国旅行支援で利用客増加を見込んだ求人が増えたという。このほか「卸売業、小売業」が同11.7%増、「生活関連サービス業、娯楽業」が同11.3%増となった。
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