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概要:米国株式市場はS&P総合500種が小幅安で取引を終えた。11月の米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対策としての利上げ路線を維持するとの見方が強まった。
[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種が小幅安で取引を終えた。11月の米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対策としての利上げ路線を維持するとの見方が強まった。
米国株式市場はS&P総合500種が小幅安で取引を終えた。3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
米労働省が2日発表した11月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は26万3000人増で予想を上回った。失業率は3.7%で横ばいだった。
オールスプリング・グローバル・インベストメントのシニア・インベストメント・ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「賃金の伸びは8月から上昇トレンドにある」と指摘。「FRBの利上げ一服にはこのトレンドの反転を確認する必要がある」とし、それまでは利上げが続くだろうと述べた。
主要株価指数は日中に少なくとも1%下げたが、その後下げ渋った。ダウ工業株30種は小幅高に転じた。
CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストボール氏は「どちらかと言えば、株式市場がきょうの安値から値を戻したことに勇気づけられる。少なくとも12月の季節的要因による上昇が期待されていることの表れだ」とした。
主要株価指数は週間で2週連続の上昇となった。S&P500が1.13%、ダウが0.24%、ナスダック総合が2.1%それぞれ上昇した。
この日はアップルが0.34%、アマゾンが1.43%下落。金利上昇懸念からグロース株やハイテク株が売られた。ただ、米債利回りが上昇幅を縮めると、ハイテク株も下げ渋った。S&Pグロース株が0.29%安となったほか、S&P情報技術は0.55%下げ、主要11セクターで下落率トップとなった。
自動車大手フォード・モーターは1.56%安。11月の自動車販売台数が減少したことを受けた。料理宅配アプリの米ドアダッシュはRBCの投資判断引き下げを背景に3.38%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。ナスダックでも1.35対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34429.88 +34.87 +0.10 34265.4 34483. 34039.
5 21 73
前営業日終値 34395.01
ナスダック総合 11461.50 -20.95 -0.18 11308.3 11492. 11296.
8 32 72
前営業日終値 11482.45
S&P総合500種 4071.70 -4.87 -0.12 4040.17 4080.4 4026.6
8 3
前営業日終値 4076.57
ダウ輸送株20種 14520.96 -19.70 -0.14
ダウ公共株15種 975.79 -4.49 -0.46
フィラデルフィア半導体 2771.24 -33.46 -1.19
VIX指数 19.06 -0.78 -3.93
S&P一般消費財 1130.29 -2.13 -0.19
S&P素材 525.28 +5.73 +1.10
S&P工業 863.37 +5.34 +0.62
S&P主要消費財 803.89 +3.51 +0.44
S&P金融 595.56 -2.57 -0.43
S&P不動産 244.03 -1.02 -0.42
S&Pエネルギー 687.20 -4.17 -0.60
S&Pヘルスケア 1626.18 +3.62 +0.22
S&P通信サービス 173.55 +0.10 +0.06
S&P情報技術 2360.62 -13.04 -0.55
S&P公益事業 358.89 -1.69 -0.47
NYSE出来高 8.68億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 27705 - 55 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 27710 - 50 大阪比
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