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独シーメンスなど40社超、ＥＵに35年までの輸送トラック排出ゼロ要請
概要：［８日 ロイター］ - ドイツ機械大手シーメンスといった製造業や運輸業など４０社超から成るグループが欧州連合（ＥＵ）欧州委員会に書簡を送り、２０３５年までに域内の全ての貨物輸送トラックを排出量実質ゼロ
［８日 ロイター］ - ドイツ機械大手シーメンスといった製造業や運輸業など４０社超から成るグループが欧州連合（ＥＵ）欧州委員会に書簡を送り、２０３５年までに域内の全ての貨物輸送トラックを排出量実質ゼロの車種にするよう義務付けることを求めた。８日に書簡を公表した。
書簡に名を連ねたのはほかにデンマークの海運大手マースクや英食品・日用品大手ユニリーバなど。
書簡は、建設や鉱山や木材用の商用トラックについては、量産化や配備により時間がかかるとして５年間の猶予を提案。その上で、貨物輸送トラックの排出量ゼロ化を実現できるかどうかがＥＵにとって産業移行を主導することになるか取り残されるかの決め手になると主張した。
具体的にはこうしたトラックの３０年時点の排出削減目標を１９年比で３０％減から６５％減に強化することや、中間目標として２７年までに３０％削減の新規目標を設定することも求めた。
特にこうした措置を先駆けて導入する業者や中小業者に対し、ＥＶトラックの価格が下がらないうちに購入で高めの前金を負担するのを緩和しなければならないとし、「対象を絞った金銭的支援」が必要になるとした。現状ではこうしたＥＶトラックの生産量や販売量は極めて少ない。
欧州委員会は現在、輸送トラック向けの二酸化炭素削減目標を巡る提案を策定中。
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