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概要:[ロンドン 9日 ロイター] - 欧州銀行監督機構(EBA)は9日、ユーロ圏の一部の銀行は、不安定な市場での資金調達が困難になり、欧州中央銀行(ECB)による貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)
[ロンドン 9日 ロイター] - 欧州銀行監督機構(EBA)は9日、ユーロ圏の一部の銀行は、不安定な市場での資金調達が困難になり、欧州中央銀行(ECB)による貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の返済に苦慮する可能性があると発表した。2022年6月までの12カ月間の銀行リスクに関する報告書の中で述べた。
報告書は「銀行は2024年まで、相当額のECB融資を返済しなければならない。多くの銀行は返済に当たって、中央銀行預金を含む既存の流動性バッファーを利用することが可能だろう。しかし、一部の銀行は債券発行や預金拡大の必要に迫られるかも知れない。ECB融資に代わるコストがどの程度になるかはまだ分からない」と指摘した。
ユーロ圏の銀行はTLTROで総額2兆1000億ユーロ相当の融資を受けていた。ECBは銀行に早期返済を促すため、11月に融資の借り入れコストを引き上げていた。
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