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概要:[30日 ロイター] - 世界のヘッジファンドは今年のリターンが過去14年間で最低を記録するとみられている。米国の利上げで資産価格が大幅に下落したため。しかしリターンの落ち込みは株式、債券市場全般の下落に比べると小幅にとどまりそうだ。
[30日 ロイター] - 世界のヘッジファンドは今年のリターンが過去14年間で最低を記録するとみられている。米国の利上げで資産価格が大幅に下落したため。しかしリターンの落ち込みは株式、債券市場全般の下落に比べると小幅にとどまりそうだ。
12月30日、世界のヘッジファンドは今年のリターンが過去14年間で最低を記録するとみられている。
今年はマクロ重視の戦略を駆使し、関連する証券との価格差から利益を上げる、商品と通貨に投資するヘッジファンド戦略の一角がアウトパフォームし、投資家に相応の収益をもたらした。
ケンブリッジ・アソシエーツのヘッジファンド調査部門のマネジングディレクター、メイサン・リム氏は「近年と比べると、いつにもまして株式と債券の両方がマクロイベント、特にインフレ指標に対して非常に敏感になっている」と述べた。
投資情報会社プレキンによると、ヘッジファンドの今年のリターンはマイナス6.5%で、2008年のマイナス13%以来の大幅な落ち込みとなった。
一方、MSCI世界株価指数とICE・BofA米国債指数はそれぞれ18.7%、11.9%の下落で、いずれもヘッジファンドのリターンよりも下げがきつい。
HFRのデータによると、戦略に長けたマクロファンドは年初から11月末までのリターンが8.2%のプラスだったのに対して、株式ヘッジ戦略とイベントドリブン戦略のリターンはそれぞれ9.7%と4.7%のマイナスだった。
UBSはノートで「戦略としてみると、マクロは歴史的に株式市場全体の動きとの相関が低く、ポートフォリオの分散に役立っている」と分析。「金融引き締め政策の継続と高いボラティリティーは来年、マクロ戦略を採るマネジャーにとって追い風になる」との見通しを示した。
HFRのデータによると、少数株式を取得して企業に経営戦略や経営陣の交代を迫り、株主価値の向上を求めるアクティビストファンドは13.8%のマイナスだった。
ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのアジアヘッド、アンドルー・ヘンドリー氏の話では、今年トレンド追随戦略は成功を収めたが、これはインフレ環境のためだ。
ヘンドリー氏の解説に従えば「トレンド追随は、市場は情報を消化する際の効率が悪く、速度にもばらつきがあり、最初にある方向に動くとその流れを維持する可能性が高いという考えに基づいている。2022年は強い商品価格や弱い債券といった要因がパフォーマンスに大きく貢献し、素晴らしい年になった」という。
株式や債券など伝統的資産の価格が下落したのに伴い、世界のヘッジファンドの純資産は今年1─9月期に4.8%減って4兆3000億ドルとなった。プレキンのデータからは、この間にヘッジファンドから計1098億ドルが流出したことが分かる。
プレキンのデータによると、今年設立されたファンドはわずか915本で、過去10年間で最も少なかった。
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