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概要:[上海 10日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が10日発表した12月の国内乗用車販売台数は、前年同月比2.4%増の219万台となった。政府の補助金終了を目前にした駆け込み需要で電気自動車の
[上海 10日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が10日発表した12月の国内乗用車販売台数は、前年同月比2.4%増の219万台となった。政府の補助金終了を目前にした駆け込み需要で電気自動車の販売が伸びた。1月は反動減が見込まれている。
CPCA幹部は「市場は春節(旧正月)を前に非常に低調だろう」と述べた。2023年の販売は横ばいないし小幅増加と予想した。
22年全体では1.6%の微増にとどまった。厳しい新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)により生産が中断され、購買意欲が低下した。
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を含む新エネルギー車の12月の販売台数は35.1%増加し、22年の乗用車販売全体の27%を占めた。
米テスラは大幅な値引きを行ったにもかかわらず、12月の中国での販売台数が前年比41%減少した。
自動車各社は「痛みを伴う移行期間」(JPモルガン)に身構えている。1月、2月のEV、PHVの販売は前年末を40─60%下回るとみられている。
テスラは、昨年10月に続き、先週も値下げを発表。アナリストは価格競争激化の兆候と指摘している。
CPCA幹部は「値下げが、競争の構図を大きく変えることはないと考える。テスラの販売は、生産能力も踏まえ年間80万台前後で安定推移すると予想する」と述べた。
EV国内最大手の比亜迪(BYD)は豊富な車種が寄与し、22年の販売でテスラを上回った。招商国際金融は、BYDの1台あたりの利益はおよそ1万元で、うち8000元が政府の補助金と推計する。補助金終了に伴い、今年から一部車種を値上げした。
CPCAは23年の新エネルギー車販売台数を850万台、販売総数の36%を占めると予想した。
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