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概要:ロシア産ガスのウクライナを経由した欧州への供給は、欧州の天候が穏やかな中、過去1週間の輸送が以前の水準から16%程度減少している。データに詳しい関係者が10日明らかにした。欧州は他の産地からのガスで十分な供給を得ている。
1月10日、ロシア産ガスのウクライナを経由した欧州への供給は、欧州の天候が穏やかな中、過去1週間の輸送が以前の水準から16%程度減少している。
[モスクワ 10日 ロイター] - ロシア産ガスのウクライナを経由した欧州への供給は、欧州の天候が穏やかな中、過去1週間の輸送が以前の水準から16%程度減少している。データに詳しい関係者が10日明らかにした。欧州は他の産地からのガスで十分な供給を得ている。
ロシア国営天然ガス企業ガスプロムによると、スジャにある点検ポイントを経由してウクライナに入る欧州向けのガス輸送量は過去5日間が1日当たり3550万立方メートル。過去数カ月は4000万立方メートル強だったという。
ガスプロムに欧州向け輸送が減った理由を質問したが、返答はなかった。
関係者によると、輸送量の減少はおそらく欧州のほとんどの地域が年初にこの時期としては記録的な高い気温となったことを反映しているという。
欧州はこの数日、多くの地点で気温が記録的な水準に上昇。ハンガリーの首都ブカレストは気温がクリスマスイブとして過去最高となり、元日には摂氏18.9度に上昇した。
暖かい天候が続いて暖房用のガス需要が減り、液化天然ガス(LNG)の供給も増えたため、英国とオランダの卸売ガス価格は10日午前にほとんどが値を下げた。
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