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米電力卸売価格、今年は下落見通し 家庭向けは値上がりの可能性
概要：[ニューヨーク １０日 ロイター] - 米政府データや業界アナリストによると、２０２３年の国内電力卸売価格は下落が見込まれている。天然ガス価格の下落や再生可能エネルギーの利用増加が価格押し上げ要因にな
[ニューヨーク １０日 ロイター] - 米政府データや業界アナリストによると、２０２３年の国内電力卸売価格は下落が見込まれている。天然ガス価格の下落や再生可能エネルギーの利用増加が価格押し上げ要因になる見通し。
米エネルギー情報局（ＥＩＡ）によると、テキサス州では前年比４５％の値下がりが見込まれている。同州では昨年の熱波を受け電力価格が大幅に上昇しており、今年はより安価な太陽光発電の利用が増えると見込まれている。
ライスタッド・エナジーは、米国の電力卸売価格は２３年に１０─１５％下落すると予想。一方、電力消費についてＥＩＡは、２３年と２４年にそれぞれ約１％減少すると予想している。発電量も同程度の減少が見込まれている。
コンサルタント会社ＥＢＷアナリティクスによると、卸売価格の下落は、年内は家計や企業に波及しない見通し。ＥＩＡによると、住宅向け電力小売価格は今年２．５％値上がりする可能性がある。
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