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概要:欧州中央銀行(ECB)でラガルド総裁と理事会メンバーの指導力に対する職員の信頼がかなり揺らぎつつあることが、職員の大半が加盟する労組IPSOの調査で示された。ECBがインフレを抑えられていない状態で、職員の給与水準が物価上昇に追いつかないことへの不満があるようだ。同労組の賃金交渉などに関連して実施された調査の結果が17日に各職員宛てに電子メールで送付され、ロイターが内容を確認した。
1月17日、欧州中央銀行(ECB)でラガルド総裁と理事会メンバーの指導力に対する職員の信頼がかなり揺らぎつつあることが、職員の大半が加盟する労組IPSOの調査で示された。写真はECB本部。昨年1月、ドイツのフランクフルトで撮影(2023年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)でラガルド総裁と理事会メンバーの指導力に対する職員の信頼がかなり揺らぎつつあることが、職員の大半が加盟する労組IPSOの調査で示された。ECBがインフレを抑えられていない状態で、職員の給与水準が物価上昇に追いつかないことへの不満があるようだ。同労組の賃金交渉などに関連して実施された調査の結果が17日に各職員宛てに電子メールで送付され、ロイターが内容を確認した。
IPSOが首脳部への信頼について職員に聞いたのは、ラガルド氏が総裁に就任した2019年終わり頃以降では初めて。ラガルド氏と理事会の指導力および運営能力への信頼度を質問したところ、回答者約1600人のうち信頼が「中程度」としたのが34.3%、「高い」が14.6%で、合計で5割に達しなかった。「低い」は28.6%、「(信頼)なし」も12%と、かなりの比率を占めた。残り10.5%は「答えられない」だった。
回答全体の3分の2は、ラガルド氏と理事会への信頼が損なわれている理由として物価高騰やそれに見合わない給与水準などを挙げた。
IPSOはECBにとって深刻な懸念要素だと指摘。「働き手の信頼なしに組織を正しく導くことは誰にもできない」と強調した。
ECBの広報担当者はIPSOの調査結果に直接コメントしなかったが、昨年にECB自身が行った別の調査に言及。その調査では3000人近い回答者の83%が、ここで仕事をすることに誇りを持っていると述べ、72%は他人にここで働くことを薦めると肯定的だった。
IPSOがドラギ前総裁の退任直前に実施した調査によると、回答者735人の54.5%がドラギ氏の総裁としての仕事ぶりを「非常に良い」ないし「傑出している」と回答。政策措置に対する評価はさらに高かった。
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