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概要:[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は18日、インフレ鈍化の兆しが見られる中、利上げ幅を0.25%ポイントに減速させる用意があるという認識を改めて示した。
米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、インフレ鈍化の兆しが見られる中、利上げ幅を0.25%ポイントに減速させる用意があるという認識を改めて示した。昨年8月、ジャクソンホールで撮影(2023年 ロイター/Ann Saphir/File Photo)
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は18日、インフレ鈍化の兆しが見られる中、利上げ幅を0.25%ポイントに減速させる用意があるという認識を改めて示した。
ハーカー総裁は「高インフレは弊害で、経済的な非効率性をもたらし、経済的に余裕のない米国民に過度な打撃を与える」と指摘。インフレ抑制に向け、「景気を緩やかに減速させ、需要を供給と一致させる」ことが米連邦準備理事会(FRB)の目標で、政策金利を現行の4.25─4.50%を超える水準に引き上げる用意があると語った。
その上で「FRBが年内にあと数回の利上げを実施すると想定しているが、一度に0.75%ポイント引き上げる時期は確実に過ぎ去った」とし、「0.25%ポイント利上げが適切となる」と述べた。
さらに「幅広いモノのインフレが低下している兆候を確認し始めている」とし、コアインフレの伸びが今年は3.5%、来年は2.5%まで低下し、2025年には目標に回帰するという見通しを示した。
今年の米経済成長率は1%と予想し、景気後退に陥るとは見込んでいないと述べた。また、現在3.5%の失業が年内に4.5%に上昇した後、来年は4%に改善するという見通しを示した。
ハーカー総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。
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