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概要:[オタワ 22日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は、今週開催する金融政策決定会合の議事要旨を初めて公表する。 中銀は政策金利が0.25%だった昨年3月に利上げを開始。25日の会合では0.25
[オタワ 22日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は、今週開催する金融政策決定会合の議事要旨を初めて公表する。
中銀は政策金利が0.25%だった昨年3月に利上げを開始。25日の会合では0.25%の追加利上げがあり、金利が4.5%になるとの見方が優勢だ。
この会合の議事要旨は2月8日に発表される予定。国際通貨基金(IMF)の勧告を受け、中銀は昨年9月、透明性を高めるために議事要旨を公表すると表明していた。
シンクタンクであるC.D.ハウ・インスティテュートのジェレミー・クロニック氏は、この1年で「多くの『集団思考』が起きていた」と指摘。議事要旨で審議内容を垣間見ることは有益との認識を示した。
集団思考とは、個々人がコンセンサスを求めて潜在的な問題や新しいアイデアを見落とすこと。昨年、世界の中銀は当初、インフレが「一過性」のものと考えていた。
カナダ中銀のマックレム総裁は昨年、間違いを認め、透明性向上を約束した。
他のマーケットウォッチャーは、議事要旨公表は透明性を高める取り組みというよりも、広報活動だと指摘。ローゼンバーグ・リサーチの社長兼創業者、デービッド・ローゼンバーグ氏は「中銀が『私たちをご覧ください、より透明になっています』と言っているようなPR活動だ」と語る。
また、議事要旨は中銀の全体的なメッセージに不確実性をもたらす可能性があり、潜在的な落とし穴の一つと見なされている。
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