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概要:[ベンガルール 26日 ロイター] - インドの財閥アダニ・グループは26日、海外のタックスヘイブン(租税回避地)を不正利用しているなどと記したリポートを公表した投資会社ヒンデンブルグ・リサーチに対し
[ベンガルール 26日 ロイター] - インドの財閥アダニ・グループは26日、海外のタックスヘイブン(租税回避地)を不正利用しているなどと記したリポートを公表した投資会社ヒンデンブルグ・リサーチに対して、法的手段を含めた対抗措置を検討していることを明らかにした。
空売りで知られるヒンデンブルグはこのリポートで、アダニのタックスヘイブン利用方法などに疑念を投じるとともに、アダニの米国上場社債やインド国外で取引されているデリバティブ商品を通じて空売りポジションを構築したと表明。その後25日のインド株式市場では、アダニ・グループの上場企業7社の時価総額が合計107億3000万ドル失われた。
こうした中でアダニの法務部門責任者はインドの証券取引所向け声明で、ヒンデンブルグのリポートを「悪意があり、調査不足だ」と批判し、「われわれは米国およびインドの法律において事態の是正や相手方への懲罰に有用な条項を見定めている」と述べた。
さらにリポートが「アダニ・グループや株主、投資家に悪影響を及ぼした。リポートが生み出したインド株式市場のボラティリティーは大きな懸念要素になっている」と付け加えた。
一方ヒンデンブルグはツイッターへの投稿で、リポート内容は完全な裏付けがあり、法的手段を行使することに妥当性はないと信じていると主張した。
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