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概要:[27日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで小幅な上昇にとどまった。米個人消費の落ち込みとインフレの冷え込みを示す経済指標を受けた。 米商務省が27日発表した2022年12月の個人消費支出(
[27日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで小幅な上昇にとどまった。米個人消費の落ち込みとインフレの冷え込みを示す経済指標を受けた。
米商務省が27日発表した2022年12月の個人消費支出(PCE)は前月比0.2%減った。減少は2カ月連続で、23年に向け経済が低成長路線に入る中、インフレの鈍化継続を示した。
マネックス・ヨーロッパのFX分析部門責任者、サイモン・ハーベイ氏は「PCE価格指数はほぼ予想通りの着地となり、米連邦準備理事会(FRB)の今後の決定にはほとんど影響を及ぼさない」と指摘。「最新のインフレデータを受け、FRB当局者は市場をスローペースに誘導することが可能だ。制約的な金融政策の期間に関する当局者の考えを考慮すると、物価上昇圧力が緩やかになることで、FRBは3月までに金利をターミナルレート(政策金利の最終到達点)水準の5%に引き上げるだろう」と述べた。
フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、FRBが来週0.25%ポイントの利上げを決定したあと、もう1回だけ利上げを行い、その後打ち止めにするとの見方が織り込まれている。
ユーロ/ドルは0.17%安の1.08725ドル。週間では約0.2%上昇した。
ドル/円は0.25%安の129.89円。
ポンド/ドルは0.12%安の1.2397ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.5%高の2万3337ドル。週間では約2.6%高で4週連続の上昇となった。
<債券> 利回りは上向いた。昨年12月の米PCE統計を受け国債利回りが一時やや低下したものの、その後は東京都区部の1月の消費者物価指数が上昇したことが注目された。
米国債利回りは来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を巡る手がかりが模索される中、ここ数日はレンジ内で推移。BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、イアン・リンゲン氏とベンジャミン・ジェフェリー氏は、パウエルFRB議長のFOMC後の記者会見での発言が大きな注目を集めているとしている。
前日発表の米国の昨年第4・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比2.9%増。伸びは市場予想の2.6%を上回った。
ただ、この日発表の米国の昨年12月のPCEは前月比0.2%減少。FRBがインフレ指標として注目している食品とエネルギーを除くコアPCE価格指数は前年同月比4.4%上昇と、伸びは前月の4.7%から減速した。
このほか、米ミシガン大学発表の1月の1年先の期待インフレ率(確報値)は3.9%と速報値の4.0%から下方修正され、2021年4月以来の低水準となった。
終盤の取引で10年債利回りは約3ベーシスポイント(bp)上昇の3.518%。一時は3.565%と、約1週間ぶりの高水準を付けた。
2年債利回りは4.207%に上昇した。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス69.1bp。3カ月物財務省短期証券と10年債の利回り格差はマイナス116.1bp。長短金利の大幅な逆転は解消しておらず、米経済のリセション入りが示唆されている。
<株式> 続伸し、不安定な展開となった今週の取引を終えた。FOMCを来週に控える中、経済指標や企業の業績見通しは需要軟化の可能性と経済の底堅さ双方を示している。
週足ではS&P総合500種とダウ工業株30種が過去4週間で3週値上がり。この日上昇が目立ったナスダック総合は4週連続での値上がりとなった。
カーソン・グループのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「記録的に好調な月となる方向に進む中、堅調な1週間の終わりを飾るにふさわしい動きとなった」とし、「インフレが速いペースで鈍化しているという認識が浸透し、経済を巡る懸念は和らいでいる」と述べた。
S&P500の主要11部門のうち、一般消費財が上昇を主導する一方、エネルギーは2%安となった。
米企業決算シーズンは本格化し、S&P500構成銘柄のうち143社がこれまでに発表を終えた。リフィニティブによると、そのうち67.8%が市場予想を上回っているものの、過去4四半期の76%を下回っている。
インテルは6.4%安。第1・四半期が赤字となる見通しを示したことが嫌気された。
シェブロンも4.4%安。昨年の通年決算は調整後純利益が365億ドルと過去最高になったものの、第4・四半期の利益は市場予想を下回った。
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)は10.5%高、競合のビザは3%高。
アメックスの23年通年の利益見通しは市場予想を上回り、景気を巡る不透明感が個人消費を圧迫するという懸念を和らげた。ビザも、堅調な個人消費を背景に22年10─12月決算が増収となった。
来週はFOMCのほか、1月の米雇用統計が注目されている。また、アップルやアマゾン・ドット・コム、アルファベット、メタ・プラットフォームなどが決算を発表する。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.40対1の比率で上回った。ナスダックでも1.34対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は118億8000万株。直近20営業日の平均は111億株。
<金先物> ドル指数の上昇を受けた割高感から売りが優勢となり、小幅続落した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比0.60ドル(0.03%)安の1オンス=1929.40ドル。週間では1.20ドル(0.06%)上伸した。
<米原油先物> 対ユーロでのドル上昇に伴う割高感や週末を控えた利食い売りに押され、3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日清算値(終値に相当)比1.33ドル(1.64%)安の1バレル=79.68ドルだった。4月物は1.32ドル安の79.96ドル。
ドル/円 NY終値 129.85/129.88
始値 129.91
高値 130.06
安値 129.57
ユーロ/ドル NY終値 1.0867/1.0871
始値 1.0878
高値 1.088
安値 1.0838
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 106*25.00 3.6256%
前営業日終値 106*23.50 3.6280%
10年債(指標銘柄) 17時05分 105*02.50 3.5071%
前営業日終値 105*07.00 3.4910%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*15.75 3.6119%
前営業日終値 99*19.25 3.5880%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.38 4.2011%
前営業日終値 99*28.75 4.1780%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 33978.08 +28.67 +0.08
前営業日終値 33949.41
ナスダック総合 11621.71 +109.30 +0.95
前営業日終値 11512.41
S&P総合500種 4070.56 +10.13 +0.25
前営業日終値 4060.43
COMEX金 2月限 1929.4 ‐0.6
前営業日終値 1930.0
COMEX銀 3月限 2362.2 ‐39.8
前営業日終値 2402.0
北海ブレント 3月限 86.66 ‐0.81
前営業日終値 87.47
米WTI先物 3月限 79.68 ‐1.33
前営業日終値 81.01
CRB商品指数 277.6648 ‐1.8847
前営業日終値 279.5495
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